365日後に辞めるサラリーマン

退職を決めたダメリーマンが日々積み上げたスキル取得・経験・考えたことを書き留めています

アンナチュラル

今日は休暇が取れたため、本当はハイキングに行こうと早起きしたのだが、朝食後の急激なダルさで諦める(最近は食事後のダルさがひどい)。

午後から雨の予報もあったので、図書館と散髪とレンタルビデオ屋へ。帰宅後は自炊のまとめづくりをしながら、DVD一気見をした。

今更感があるが、2年ほど前に好評だったアンナチュラルを見たことがなく、一気に全て見た。

 

アンナチュラル Blu-ray BOX

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  • 発売日: 2018/07/11
  • メディア: Blu-ray
 

 噂通り、いい作品だった。主役の石原さとみを含め、全員の演技がよかったことや、1話ごとの脚本(伏線の張り方など)が秀逸だったことも勿論だが、三澄(石原さとみ)や中堂(井浦新)の仕事にかける情熱や矜持・恋人への執念に考えさせられるものがあった。

振り返って、「何か」に情熱を持てていない最近の自分に気づかされ、青臭いが純粋にあんな風に働きたいなと考えることになった。

 

・会社を辞めるまで、あと362日

※今日の小さな一歩:情熱や矜持を持てる対象を探したくなったこと

百合子か、俺か

3日後は東京都知事選である。

僕は既に期日前投票を終えており、またこのブログで政治思想を述べる気はない。

…ないのだが、このキャッチフレーズには驚いた。

スーパークレイジー君こと西本誠氏である。写真や経歴、選挙活動の様子はここで言うまでもないであろう。ご参考まで、須田慎一郎氏によるインタビュー動画を張り付けておく。


【都知事選シリーズ】スーパークレイジー君 西本誠 !若者が選挙に行けば政治は変わる!「百合子か、俺か。俺だろ!!」

 

ここで注目したいのは、そのキャッチフレーズである。「百合子か、俺か」。これは地味にすごい。仮に、僕が都知事選に出馬したとして、このフレーズは絶対に思いつかなかっただろう。

今回の都知事選は過去最多の22人が出馬している。7月2日現在、現職の小池百合子氏が優位と報道されており、それ以外の候補の中でも、各社重点的に報道される4名はそれ以外の候補に比べ取扱いの紙幅も異なっている。残念ながら西本氏も「それ以外の候補」にされていると言わざるを得ない。

そんな中で、「百合子か、俺か。俺だろ!」である。ロジカルにこのフレーズを分析すると、

・現職の小池百合子氏が1つ目の選択肢であることは認めるし、有権者にとって選択時のベースとなっていることは大前提である。

・それに対抗し、比較対象とすべき候補者は自分自身である。

・そのうえで、現職と比較した結果、魅力的なのは有権者であるあなたから見て自分自身だろ?と確認させている。そこに、特にロジカルな論拠や裏付けはない(そんなものは不要だ!)。

・現職と自分以外のほかの候補者(20人)は、俎上にすら上がらない。

…である。

自己肯定感が相当高くないと、このフレーズは言えないし、そもそも思いつけない。

普通だったら、①批判されないように、マイナスのない印象を持たせるように訴えかけを行い、②埋没しないように、現職を含めた他の候補者と差別化できる政策や経歴を掲げる、という動きをするだろう。

しかし、彼は違う。自分自身をいかに正直にさらけ出すかを考えて活動を行っている(ある意味、N国から出馬している某候補者も同じかもしれない)。インタビューからは、然し、結婚時に(←奥さんいたのかよ!)彼女の両親には自分の過去を打ち明けられず、隠していたらしい。立候補時にはインターネット上の情報からバレざるを得ず、そこは腹を括って出馬しているようだ。

 

選挙は政治・行政に影響するため、その話はここまでにしたい。このようなアピールをする人が必ずしも政治家として優れているとも考えていないためだ(西本氏がダメだというわけではない)。

今日感じたのは、会社を設立してビジネスを行っていく際に、自分自身をどのように見せていくのかを考えることになるが、ベースの考え方が違えば、何をどのようにアピールするかも異なっていくということだ。自動車会社を設立する人が「トヨタか、俺か」と言える感性は素直に尊敬するし、それを見た人が引き込まれる可能性も高い。

自分への認識を変えることが、見せ方の指向を変え、ビジネスの成否を変えていくかもしれないな、とYoutubeを見ながらふと思った。

 

・会社を辞めるまで、あと363日

※今日の小さな一歩:「俺だろ?」と素直に言えるようになりたいと感じたこと

物理的には小さく、然し心理的には大きな一歩

今日から7月。

明けたばかりだと思っていた2020年の折り返し地点であり、多くの日本人にとっては、本当は東京オリンピックが開催されるはずだった7月。

うちの会社でも大きく人事異動が起こり、節目を感じさせるはずの7月初日だが、僕にとってはいつもと変わらない「365分の1」年に過ぎない。

午前中は顧客で起きた問題解決のためのやり取り、昼間は海外との英語での会議(英語は出来ないので、わからないまま聞いているだけ)、午後からは仕事を放置している後輩への注意…。どれをとっても、会社員としてのつまらない日常の一コマであり、何か退職後のスキル向上の一端にはならないものばかり。

 

だから、今日はこのブログを更新したくなかった。

19時過ぎに仕事が終わった後、早速「今日の小さな一歩」が書けないでいて、更新することが2日目にして億劫になっていた。

ブログを更新すること自体を目的に、何を書いたらいいか考えた。無理やり、後輩へのお説教を思い出していた。

後輩に2か月前に依頼した仕事が放置されたままの状態。本人に「いつになったらできるのか」と聞くのはこれで3回目。曰く「今は忙しくて出来ません」。「いつまでにできるの?」と聞くと、「来週には取り掛かります」(いや、僕が聞いているのは、開始する日じゃなくて終了する日なんだが…)。鴨頭さんなら、こんな時どうするんだろうなあ。

 

上司として論理的に正しい指示をしても人は動かない、どうやってモチベートするかが大切だ…みたいな話が今日の教訓なのもわかる気はしている。

でも、そこから得た「一歩」がない。ビジネススキルやリーダーシップの教科書的な本にもよく書かれている内容だが、実感として解が見えず、自分のできなさ具合にストレスがたまるばかりだ。思い出すたびに、いつもの頭痛がする。

 

結局、21時ごろまで考えて、ブログの更新をするかどうかを悩み、結果として更新することとした。

今まで、いろいろなことを「三日坊主」どころか「一日坊主」で終わっていた(下手すると、失敗を恐れて最初の一歩すら踏み出せずに終わることが多かった)。それは、自分の失敗を恐れる気持ちや変な完璧主義に起因している。「走りながら考える」ことができず、最初から完璧に成功できるイメージがないとスタートすらできない。これじゃあ、退職が怖くて会社なんか作れない。

まずは、恥を忍んでこのブログの2日目を書こう。次の日にバトンを渡せるように、明日へつなげよう。そこから1年後に向けて継続しようと思う。

成長できなかった1日も含め、退職するまでの貴重な期間の一部だと思って、残りの時間を大切にしていきたい。

 

・会社を辞めるまで、あと364日

※今日の小さな一歩:とりあえず、このブログを続けたこと

365日後に辞めるサラリーマン

 …と、いきなり某ワニ漫画のオマージュ(※)から始めたわけですが。

(※)知らない人は以下リンク先を見てください。

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。ダメリーマンです。

名前から想像しやすいように、決して有能なエリートサラリーマンではなく、プライベートが充実したリア充でもなく、どちらかというと会社でもうまくいかずに毎日を悶々と過ごしている30代の会社員です。

簡単に自己紹介をすると、僕は都内のそこそこ大きな企業に入社して十数年働いており、何度か異動を重ねながら現在はほぼ名ばかりの管理職をしています。給料が安いわけではなく、有給休暇が取れないわけでもないので、そこまでブラックな労働環境ではなく、その意味では不自由なく生活しています。

ただ、社内の出世競争は激しく、昇進できない人は40代で実質的な肩たたきにあうという噂もあるため、意識が高く残業も厭わない性格で、かつ上司などとの人間関係も良好に維持できるような(僕から見たら)高度なスキルがないと生き残っていけない環境において、くすぶりながら生活しています。

仕事内容も納得感を十分に持ちきれないまま日々を過ごしており、没頭しきれないのも上記のくすぶった気持ちに輪をかけているかもしれません。仕事が楽しい人や没頭できている人を見ると、心底うらやましくなります。

…まあ、こんな風に日々を過ごしているので、周囲からの評価が高くないのは想像に難くないと思います。こういったことを日々感じながら過ごしている中で、ストレスも徐々に蓄積され、体力的にもしんどい状況にあります。

 

ということで、1年後(365日後)に会社を辞めることとしました!

すぐに退職届を叩きつけるわけでもなく、3年後に計画的に辞めるわけでもない。これを読んだ人からすると、唐突な印象を受けたかと思います。

1年後に辞めるのは妻との約束です。事情があり、1年間は今の会社で働くことを約束し、そのあとに妻と一緒に会社を作ることにしています。(本当は今年辞めることも考えたのですが、コロナ禍の影響もあってもう1年延ばすことにしたという現実的なカッコ悪い事情もあります。)

 

で、いざ辞めようととしたときに、これまで十数年のサラリーマン生活で培ってきた経験・ノウハウを振り返って、自分が会社を作って何ができるかを考えてみると…

「…何もできない」

という事実に今更ながら気づきました。

 

どういうことか?

まずは、サラリーマンであれば真っ先に思いつく「営業力」。私はこれまでのサラリーマン人生の多くの期間でお客様に寄り添うビジネスを行ってきました。しかし、「営業」を行っていたわけではなく、営業マンとしての交渉を行ったことはありません。なので、会社の看板やルートを無くしたときに、どのように営業をしていいかのノウハウがありません。

次に、事務的なスキル。多くの事務系サラリーマンは、WordやExcel、PPTを中心としたツールを当たり前のように使いこなします。当然私も普段それらを使って資料を作成しています。しかし、これまで普通のサラリーマンであれば当然に身に着けているそれらのツールのスキル(「スキル」というと大げさだが、例えば、Excelの基本的なショートカットや関数の知識)すら知らない事実を今更突きつけられました。これまで、過去の資データを使いまわしたり、ローテクで資料を作ってその場をやり過ごすことで何とかしてきてしまって、何もできないまま今に至っています。

そして、辞めて独立したときに、潜在的な「顧客」が求めるようなサービスのアイディアやスキルが思いつかないこともあります。こんなことを考えないまま、会社の中でのらりくらり生きてきてしまい、既に30代半ば。大企業で茹で蛙になってしまうリーマン像そのものです。

…とまあ、挙げだすときりがないのですが、今のままだと、今の会社で進むも地獄、大海に飛び出して辞めるも地獄という状況で、何とかしないと、リンダ・グラットンさんが著書『LIFE SHIFT』でいう人生100年時代を到底過ごせないことに恐怖を覚えています。

 

 

 

 

このブログは、ここからの1年間、僕のようなダメリーマンが1歩ずつ成長して大海に飛び出していけるようにするための記録です。ある意味での日記であり、1年後の回顧録になるようなイメージです。

その中で、成長するために読んだ本や勉強したことも載せていくことで、「意識高い人」にとっても参考になる情報を発信していきたいし、逆に、劣等感に苛まれる方が「こんなダメなヤツでもなんとか生きている(だから自分も大丈夫!)」という感じで勇気をもらう場になってもいいなと考えています。

まずは、これまで何をやっても三日坊主となり、「熱しにくく冷めやすい」僕が、不退転の気持ちで1年間成長していくために、今日これから記載をしていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

・会社を辞めるまで、あと365日

※今日の小さな一歩:このブログを始めたこと