365日後に辞めるサラリーマン

退職を決めたダメリーマンが日々積み上げたスキル取得・経験・考えたことを書き留めています

物理的には小さく、然し心理的には大きな一歩

今日から7月。

明けたばかりだと思っていた2020年の折り返し地点であり、多くの日本人にとっては、本当は東京オリンピックが開催されるはずだった7月。

うちの会社でも大きく人事異動が起こり、節目を感じさせるはずの7月初日だが、僕にとってはいつもと変わらない「365分の1」年に過ぎない。

午前中は顧客で起きた問題解決のためのやり取り、昼間は海外との英語での会議(英語は出来ないので、わからないまま聞いているだけ)、午後からは仕事を放置している後輩への注意…。どれをとっても、会社員としてのつまらない日常の一コマであり、何か退職後のスキル向上の一端にはならないものばかり。

 

だから、今日はこのブログを更新したくなかった。

19時過ぎに仕事が終わった後、早速「今日の小さな一歩」が書けないでいて、更新することが2日目にして億劫になっていた。

ブログを更新すること自体を目的に、何を書いたらいいか考えた。無理やり、後輩へのお説教を思い出していた。

後輩に2か月前に依頼した仕事が放置されたままの状態。本人に「いつになったらできるのか」と聞くのはこれで3回目。曰く「今は忙しくて出来ません」。「いつまでにできるの?」と聞くと、「来週には取り掛かります」(いや、僕が聞いているのは、開始する日じゃなくて終了する日なんだが…)。鴨頭さんなら、こんな時どうするんだろうなあ。

 

上司として論理的に正しい指示をしても人は動かない、どうやってモチベートするかが大切だ…みたいな話が今日の教訓なのもわかる気はしている。

でも、そこから得た「一歩」がない。ビジネススキルやリーダーシップの教科書的な本にもよく書かれている内容だが、実感として解が見えず、自分のできなさ具合にストレスがたまるばかりだ。思い出すたびに、いつもの頭痛がする。

 

結局、21時ごろまで考えて、ブログの更新をするかどうかを悩み、結果として更新することとした。

今まで、いろいろなことを「三日坊主」どころか「一日坊主」で終わっていた(下手すると、失敗を恐れて最初の一歩すら踏み出せずに終わることが多かった)。それは、自分の失敗を恐れる気持ちや変な完璧主義に起因している。「走りながら考える」ことができず、最初から完璧に成功できるイメージがないとスタートすらできない。これじゃあ、退職が怖くて会社なんか作れない。

まずは、恥を忍んでこのブログの2日目を書こう。次の日にバトンを渡せるように、明日へつなげよう。そこから1年後に向けて継続しようと思う。

成長できなかった1日も含め、退職するまでの貴重な期間の一部だと思って、残りの時間を大切にしていきたい。

 

・会社を辞めるまで、あと364日

※今日の小さな一歩:とりあえず、このブログを続けたこと